ゆうゆう誌 No.191 (2012 / 3月号)

ゆうゆうひろば(読者のページ)に投稿しました。

           山 の 消 息

 ゆうゆう誌2011年12月号を入手して『寧日雑録「山の消息」の哀訴を』“林 望”
を読み衝撃を受けました。「大木敦夫の詩集」それは長年私の心から消える事の無い響き。
得も言われぬ感動でした。林 望先生の味わい深い文章は、惹きつけて止まないものでした。
『戦争末期には、肉体的にも精神的にも疲れ果てて、ただ自然とキリスト者としての信仰に
救いを求め、寂しい田園に蟄居して、明け暮れていた詩人大木敦夫の「山の消息」の哀訴を』

また詩集「山の消息」の書物としての姿の描写に、読みたい思いに駆られました。
古書店めぐりも叶わぬ身体には有難いインターネット検索があり、幸運にも「山の消息」
が私の下に届きました。読む時間が自分にどれだけ残っているか、熟読にかける時間は
長いほど有難いのですが、赤く焼けた詩集をいとおしみながら焦燥を感じるのです。

 平成2年に入居した際「ゆうゆうの里大阪通信・みおつくし」に紹介された冒頭に、
大木敦夫「大東亜戦争詩集」
「海原にありて歌へる」
云う勿れ 君よ別れを
世の常を また生き死にを
海原の はるけき果てに
今やはた 何をか言はむ 
……
この詩集に出会った17歳の頃の感動を心に抱き続けている……

そんな私も「ゆうゆうの里」での生活が20年を過ぎました。
「大東亜戦争詩集」の大木敦夫は、私の心から消えることは有りませんが
「山の消息」の大木敦夫は静かに、かなしく語りかけてくれるのです。
残された人生の最後に出会ったのが、忘れ得ぬ詩人・大木敦夫の詩集
「山の消息」であったことは、私にとって何より嬉しく、有難い贈り物でした。

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