『 パ タ ゴ ニ ア 大 縦 断 の 旅 』


            『 パタゴニア大縦断の旅 』

                            2014/05/04

私の海外旅行で一番長い旅でした。旅仲間6人を含む18人に添乗員1人の
ツアーでした。南米大陸最南端パタゴニア地方は自然環境が厳しく、旅行は
10月中旬~2月の短期間しかできず年末年始の混み合うシーズンとなりました。
現地のホテル、行程の予定が変更されたと知らせがあり出発しました。
 
 1992年12月25日出発1993年1月10日帰着、17日間の旅行でした。

「地の果て」という形容詞がつけられる、日本から最も遠く離れ、しかも人を
寄せ付けない厳しい大自然が残るパタゴニア。アルゼンチン、チリの南緯40度
以南、コロラド川の流れを境にパタゴニアが始まる。アルゼンチン側のパタゴ
ニアは、ステップ状の高原がなだらかに拡がる。

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ペルーのリマ空港です。

12月25日16:00出発、日本から飛行機を、ロスアンゼルス経由、ペルーのリマ
空港トランジット約1時間、アルゼンチンのブエノスアイレスと3回乗り継いで
35時間。遠い道のりをアルゼンチンのマゼラン海峡近くのリオガジェーゴスに
到着したのは12月27日09:50でした。アルゼンチン共和国の総面積276,7万㎢
日本の7倍強の広さ、人口3,103万人、公用語スペイン語、首都ブェノスアイレス。

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リオガジェーゴス“Rio Gallegos”より専用バスで北西へ向います。海抜14m
カラファテまで約320km牧羊地の続く広大な草原をバスで約6時間走り18:45
到着HOTEL宿泊。

カラファテ“CALAFATE”はパタゴニアの氷河観光のベースとして知られる町、
人口わずか1,200人冬には半分に減ってしまう小さな町。ここから約70km離れた
ペリト・モレノ氷河“Glacior Perito Moreno”、 アルヘンティーノ湖
“LAGO ARGENTINO”フィッツロイ山“Fitz Roy”など「ロス・グラシアス国立
公園」の自然が楽しめる。

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アルゼンチン政府は1937年氷河の集った景勝地を「氷河国立公園」として指定、
それが81年に世界遺産に登録された。国立公園は約6千平方キロ、公園の中には
大小12の氷河が点在する。氷河が大地を気ままに削ったあとに、水が溜ってきて
出来たアルヘンティーノ湖は、まるでイカの足のように、細い複雑な水路が張り
出している。その一つのリコ水路を横切って対岸まで押し寄せているのがペリト
・モレノ氷河。前世紀末にこの一帯を調査した探検家の名を記念してつけられた。
氷河は標高2,950mの上端から185mのアルヘンティーノ湖まで全長約30km。氷の
覆った面積は257㎢で、湖に押し出している先端部は幅約4km高さ50~60mの氷の
壁になっている。

12/28 07:00 氷河見学ツアーに出発、西へ向います。丘の上にコンドルの姿が
見えたが、遠くて望遠鏡でしかみえませんでした。ロス・グラシアス国立公園
の入口に到着。公園内の草花を摘むことは禁止です。アルヘンティーノ湖に沿
って進みます。湖の周辺には氷河が約150あるそうです。西に、南北2つの峡江
(フィヨルド)があり、それが8つの浮氷フィヨルドとなっているが、その北
フィヨルドの奥にウプサラ氷河というこの地方最大の氷河があり、幅5km 、
高さ100mの氷壁が立ちはだかっていて、この氷河は動かない。氷河の面積は
約600k㎡ 長さ80kmで、チリとアルゼンチン両国にまたがっている。

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湖に浮氷が見えてきて、次に氷河が見えてきた。パタゴニアを訪れた目的の
第1は氷河だ。アルヘンティーノ湖の奥の浮氷フィヨルドにある「モレノ氷河」
チリとアルゼンチン国境に跨る長さ50kmの氷河“Glaciar Perito Moreno”
ペリト・モレノ氷河。

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マガジャネス半島“Peninsula Magallanes”の南西端に展望台があり、そこから
湖を隔ててモレノ氷河が見られる。展望台への道は短い夏を精一杯咲いている
可憐な花々で溢れていた。氷河の末端は高さ約80m、横の幅は5kmにもおよぶ。

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光の屈折の関係で氷は美しいブルーの色を湛えている。また湖の色は氷河が
山の岩肌を削り取って進む為、その細かい粒が入りこみ、一面グリーンが
かった乳白色に見える。

冬の間は中々崩れない氷河も夏は氷が緩み、1日に10数回約80m近い氷の
柱が轟音をたてて湖に崩落する様子が見られる。

この氷河は西の分水嶺まで35kmにわたって続く。縦に亀裂の入った氷塊は、
時折静寂を破って崩れ落ち、その迫力は見る者を圧倒する。アンデス山脈
に連なるこの一帯の山岳地帯では、パタゴニアのアルゼンチン領内だけで
356もの氷河がある。

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モレノ氷河は海抜わずか185mだが、積雪量が毎年5,000mmを超えるので、
降った雪が解けずに長年降り積もり、圧縮されて氷となり、上部の積雪の
重みで氷河全体が少しずつ山間を動いて、その先端は湖に達し、さらに
氷河は湖の底130mに達してその下部を沈め、湖上に80mから100m突出し
て氷壁を作っている。上部からの雪の圧力で、今でも氷河自体が湖に向って、
少しずつ動いているので、自然の調和が破れ、その氷河の先端が割れて、
丸ビル位の高さの氷柱が物凄い音を立てて湖中に墜落する。
狭い浮氷フィヨルドでは両側に迫る山々にこだまして、その音は名状し難い
恐ろしさを覚える。

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11時40分ヘリコプターに乗って10分間氷河の上を飛行する。

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短い時間の空からの眺めは驚くほど広大なものであった。

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湖の奥には氷河を抱いた峻嶮な山々が続く。

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もっと遠くまで、この地方最大のウプサラ氷河を見に行けたら、

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どんなに素晴らしいだろうと思うと、残念だった。

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午後、湖岸に赤い草が茂っているパンパを走る。パンパはアルゼンチンの
大平原の事だが、昔ペルー山奥のケチュア族が南下してここに到り、あまり
に広大な土地を見て「パンパ」(広い土地)と言ったのがその名の始まりで、
ケチュア族はこの土地が大草原で、石も木も無いのに驚き不毛の地と言って
顧みず故国に帰って行ったという。

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19世紀中葉から欧州移民が入りこみ、人造林を作ったので今では一望千里
の、大草原の中にある牧場主の家の周囲には、ユーカリ、ポプラ、柳やオング
が生えている。土中に石が無いので耕作には大変役立った。パンパは「乾いた
パンパ」と「豊饒なパンパ」に分れる。アンデス山腹から東に下ったあたりは茨
や灌木しか生えない砂漠のような土地だが、それから東、首都ブエノスアイレス
半径800km以内は豊饒の土地で、ブエノスアイレス州全部、ラ・パンパ州、サンタ
・フエ及びコルドバ州の南部を含み、アルゼンチンの国富の本源を占めている。
アルゼンチンの人口の65%がこの地方に住んで牧畜および農業を営んでいる。

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そのパンパにはアルゼンチン全土の鉄道の70%が走り、そこからは全国の
65%の小麦と、亜麻仁が生産され、全土の羊の40%豚の70%がいる。
牛の数も、馬の数も、アルゼンチン全土でそれぞれ人口の倍の数になって
いるから、その大部分がこのパンパに棲息していることは容易に想像される。

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12/28 18:00 遊覧飛行7人乗セスナ機、2時間コースでカラファテ出発。
第2便に乗る。

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アルへンティーノ湖の上空を北へ、ロス・グラシアレス国立公園の上空を、
山また山の、雪をいただいた姿を眺めながら遊覧する。パタゴニアの山々、
太古からの大自然の景観をそのまま保っている。氷河が削り取った岩峰群
の岸壁や川や湖がある。

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FITZ ROY フィッツロイ山 3,375mの見える場所まで飛行する。
フィッツロイ山がきれいに見える日は少ないが、今日はよく見えて良かった
とパイロットもカメラを構える。雲が流れるとセスナ機は揺れて、小さな窓
から写真を撮るのは一苦労。短いフライトで残念だったが、フィッツロイの
姿が眼の底にやきついていた。

12/29 7:00 EL CALAFATE のホテルを出発。チリとの国境カンチャカレラに
12時20分、到着するまでパンパをバスで走る。9:25 エスペランサで休憩、
マテ茶を飲む。

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アルゼンチン側国境カンチャカレラで出国手続きをして1km位先にチリ側
国境がある。バスを乗り換えるので暫く待つ。

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CHILE チリ共和国、プエルト・ナタレスへ向う道はルピナスとマーガレットの花が
咲いている。道端にバスを止めて一休み。野生のルピナスが今を盛りと咲き続く。
モチヨ山(頭の平たい山)とキャスティジョ山(キャッスル山)カスパラ山が見える。

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13:30” PUERTO NATALES” プエルト・ナタレス到着。”PATAGONIA INN”
バンガロー式のパタゴニア・インは、入口の道路から広い庭の中一面に
ルピナスが咲いていて心休まる。

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ホテルのレストランで14:00より昼食、16:00 より近くの観光に出かける。

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MIL ODON の洞窟、自然の洞窟で奥行き110m 

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400万年前にこのような地形であったと推定されている。

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5,000年~2,000年前にミロドンという巨獣が実在したとのことで、
模型が置いてある。熊の一種で2,000年前位にはまだ生きていたとの
ことで、皮が残っていた。

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途中エイモズ・チェアー(悪魔の椅子)という名で呼ばれている岩があった。

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バンガロー式ホテルは、レセプション・ルーム、レストラン、個室がある。

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私の部屋は22号室で入口にリラの木があり、レストランが隣で便利。
花に囲まれた可愛いホテルに2泊。

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12/30 8:00出発、パイネ国立公園の日帰り観光、片道3,5~4時間かかる
見込みとのこと。遮るもののない草原を走るとパイネグランデが見えてくる。
この湖はヒゲロワ湖との説明がある。遠くに放牧されている羊の群れ。

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グアナコの群がゆっくり道を横切る。こぶのない駱駝のような動物で、
身長2,5m背高1,5m、敏捷だが動作は優美で、アルプスの羚羊を思わせる。

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グアナコは野生の動物でパタゴニアの高原を疾駆している。

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パイネ・グランデ“PAINE GRANDE”とパイネ・タワー“TORRES DFL PAINE”
そしてパイネ・ホーンの3つのタワーが、くっきりと重なって見える場所が
あって、そこにはサルミエント湖“SARMIENT LAKE”の案内板があり
「2,600m、2,200m、1,850m」と記されている。

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パイネ国立公園は面積1630㎢(大阪府よりやや狭い)を持つ“Tores del Paine”
は太古からの大自然の景観をそのまま保っている。氷河が削り取った標高300m
台の岩峰群の岸壁は垂直に切り立ち、川や湖がその周囲を取り巻いている。複雑
な自然環境は、変化に富んだ植物生態と多種の動物の生存を可能にしている。
1,979年ユネスコも、ここを自然保護区に指定している。南米最大の水鳥クロエリ
ハクチョウ、駝鳥の仲間であるダーウィンレア・グアナコ、ゲマルジカなど珍しい
動物の姿も見ることが出来るなど、自然の豊富さは他に類を見ない。

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公園には250kmにもおよぶトレッキング・ルートが造られ、山小屋、ホテル、
売店なども設置されている。ルートが色々あり避難小屋(無料)も整っている。
ノルデンス・クホロ湖、ペオエ湖、デル・ト―ロ湖などがあり、水は湖や川から
汲んで飲むことが出来る。

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湖に橋がかかっていて渡るとホテルがあり、レストランで昼食をとる。

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ホテルの周辺は木や花が美しい。野バラが満開で花はハマナスに似ている。

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サルト・グランデ“SALTO GRANDE”にある滝“Great Fall”までハイキング、

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滝に虹がかかって美しい。野生の草花は種類が多い。

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パイネの山々はどの方角から眺めても素晴しい。パイネからの帰途撮影。

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ホテルの前の道路沿いにルピナスの花が群生していました。

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丘一面に白いマルガリータの花が群生しているのです。

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宿泊ホテル PATAGONIA INN での夕食は、子羊のアサ―ド、バーベキュー
・ハウスでコックさんとホテルの人達で焼いていました。

12/31 07:00 出発プンタ・アレーナス“PUNTA ARENAS”へ向う途中、バス
給油のため停まり、15分間の休憩をしました。海に近い湖に黒首の白鳥
“Black necked Swan”が浮んでいますが遠くてはっきり撮れませんでした。

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バスの窓から見える広いパンパに、羊の群が馬に乗ったガウチョに追われ
ながら歩いている。

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パタゴニア博物館“MUSEO DEL RECUERDO”に到着。ここは屋外博物館。
植民地時代に港と町の間の輸送に使った小さな蒸気機関車、薪で走らせる
クラシックカー、建設工事に使ったリフト、当時の面影を偲ばせる木造の
建物などが展示されていました。鮮やかな黄色のマメ科の花が満開でした。

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パタゴニア博物館の近くに教会があり、サレジアーノ博物館には先住民の
インディオの生活用具、自然科学、動植物の展示が中心となっています。

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プンタ・アレーナスはチリ共和国最南端の町(チリ共和国は南北4,000kmにも
及びます)スペイン語で「先っぽの砂」を意味するそうです。マゼラン海峡は
町のどこからでも眺められます。16世紀の昔、荒れ狂うドレーク海峡の航海を
避け、大西洋~太平洋を往来する海峡を探し出す為、マゼラン率いる船隊が
南米大陸を南下して1,520年フェゴ島の西岸を進み、ついに南緯52°の地点で、
世界史を変えた海峡を発見した。以来1,914年パナマ運河の完成迄は、大型船
がこのマゼラン海峡を往来した。プンタ・アレーナスもその始まりと共に栄え、
終りと共に静かな田舎町にもどった。どんよりとした鉛色の海面のように、
ひっそりとした町である。(日本より12時間遅れ)今日は大晦日なのだ。
ホテルにチェックインして15:40 より2時間自由に町を散策する。

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スーパーマーケットは身動きも出来ない人出、

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ハッピー・ニューイヤーを迎える為の花火を売る店が沢山あった。

チリの人口1,275万人のうちスペイン系白人が75%スペイン以外のヨーロッパ
からの移住者20%、インディオは約10~15万人程で、南部の太平洋とアンデス
山脈の間にはアラウカーノ族の末裔が古い風習を守って暮らしている。

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チレーノス(チリ人)たちは親しみやすい。南の端にはパタゴニアの先住民
ヤ―ガン族の末裔の人々が住んでいる。顔つきはアジア人そっくりで、昔
移住したモンゴロイドの中、最も南に住んだインディオと言われる。

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プンタ・アレーナスのホテル(高級5つ星)HOTEL CABO DE HORNOS
アルマス広場に面して建つ

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カ―ボ・デ・オルノスで大晦日の年越しパーティは盛り上り明け方まで。

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1993年1月1日 マゼラン海峡を横断したフェリーが対岸のエル・ポルヴェニール
に着くフェゴ島(チリ領)で数少ない商業の町の一つ。人口約6,400人の殆どが
ユーゴスラビアからの移民で、港には「ユーゴスラビアまで18,662km」の標識が
立っている。

バスはパンパをひた走り12:40国境に到着、チリ側で昼食(ホテルのBOXランチ)
昼食後14:45 バスを乗換えてアルゼンチン側に入る。時計を1時間進めて15:45 。

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入国手続き終り「鷹」イーグルが飼育されているので写真を撮る。

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サン・セバスチャンより国道3号線に入り海沿いをリオ・グランデへとパンパを
走る。リオ・グランデ“RIO GRANDE”ホテル・アトランティダ“HOTEL ATLANTIDA”
にチエックイン。夕食はホテル・レストラン「お餅と黒豆のおせち」ディナーご馳走。

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1993/01/02 リオ・グランデはフェゴ島(アルゼンチン領)の東沿岸に位置し人口
約4万人、石油の精製工場と羊の毛皮工場がある。10:30 南へ向ってバスで出発、
国道3号線を100km 余パンパが続く。トウルイスには小さな学校、病院、教会、
キオスク等がある。

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パニヤーノ湖の畔 HOTEL KAIKEN で昼食。

ガリバルディ峠でバスを下りてビーバーの巣がある場所まで歩く。

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TIERRA MAYOR 渓谷カントリー・スキーの練習場があり、ピート・スワンク渓谷
連山が見える。オリビア山1,400m、ブリッジ・スプライア・マウンテンが見える。

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18:20 ウシュアイア“USHUAIA”に到着。アルゼンチン最南端、フェゴ島連邦
の首都。南緯54°48′西経68°19′に位置する世界最南端の都市、自由
貿易港。人口約35,000人スペインからの独立後アルゼンチン領となり1,869年
英国国教会布教団が入植、1,893年法制上の町、1,904年フェゴ島連邦首都と
なる。背後にマルティア山、前面にビーグル海峡がある。石油、天然ガスの開
発基地として栄えている。フリー・ポートで、ビーグル海峡ではカニがよく獲れ、
缶詰にして輸出している。

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1993/01/03 09:40 ビーグル海峡クルージング(約2時間半の予定)Canal
Beagle この遊覧船はアルゼンチン製で総ガラス張りの双胴船で、アザラシ
の棲息する島に近寄ってくれるとのこと。 ビーグル海峡は幅1km~9km、
水深平均19m、全長185km、東へ向って進行。

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ロス・ロボス島はアザラシ、海鵜、南極燕などが生息している。

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小さな島に群生している様を見るのは初めてで驚いた。

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アザラシ「海豹」の牡はシ―・ライオンの名のように、まるでタテガミ
のような頭部で、圧倒される大きさだ。LOBO とは狼という意味だが、
これにLOBO MARINO とつくと海狼すなわちアザラシなのだ。

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12:10 クルージングを終えてウシュアイアの港に帰る。港にはお伽のような家。

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紅いポピーの咲き乱れる庭が美しい。昼食は町のレストランでカニと魚の料理。

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13:50 フェゴ島国立公園の観光に出かける。西へ約20kmチリ国境上にロカ湖
“LAGO RACA”がある。海のように大きく周囲に雪を被った山々が見え風の音
が聞こえるばかりです。

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インディアン・ブレッドというキノコの一種にとりつかれ、瘤状に変形した
ブラック・ツリーなど珍しい植物があり、ベースとなる「ラパタイア」には、
ロッジ、カフェがあり綺麗な花が植えてありました。

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ロカ湖を中心に回るコースは50kmもあるようです。

最果ての町、ウシュアイアはビーグル海峡に面していて、背後にマルティアル山
が見える。町の中心街はサン・マルティン通り。

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ウシュアイア郵便局がある。リバダビア通り、マイプ通り、などを歩く。

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地の果て博物館“AVENTURA AUSTRA”にてはがき11枚出す。

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ビーグル海峡に南極行きの白いギリシャ船が見える。800~1,000km15日間
位の観光とのことだ。

ウシュアイア滞在は今日まで、明日はバルデス半島のトレレウへ向う予定。

1993/01/04 午前中ウシュアイアの町の散策をする。航空機の予定が遅れ
19:30 AR-653で出発。リオガジェーゴス経由、バルデス半島のトレレウ
22:10到着(時差1時間遅らせる) ホテル・ラジェントライ
“HOTEL RAYENTRAY”チェックイン、部屋は広い。

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1993/01/05 07:30 バスにてバルデス半島の観光に出発する。往復約500km
国道3号線を北上、プエルト・マドリンより2号線に入り東に入る。バルデス
半島は島が大陸と接合したような形、接合部分の幅は4km 10:00 休憩。

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北はサン・ホセ湾、南はヌエボ湾と呼ばれている。南緯42°を越えチュブ―ト
州の東端に達するところ、出島のように大西洋に突出しているのがバルデス
半島だ。ペンギン、セイウチ、アザラシなどの生息地があり、アルゼンチン
政府が保護区を設けている。カルタ・バルデス“CALTA VALDES”まで約80km
バルデス半島北端の地プンタ・ノルテ

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“PUNTA NORTE”に到着。シ―エレファントと呼ばれるパタゴニア・ゾウアザラシ
の生息地として知られている。ここから南のプンタ・セロ“PUNTA CERO”あたり
まで、広範囲に生息する。夏の繁殖期には数千頭がこの浜に集って来る。自然の
生態を乱さぬよう、近づけないので遠方から観る。象のような顔をした体長7m
体重1tにも達する雄が数10頭の雌を従えて、それぞれファミリーを形成し数千頭
が生息している。象アザラシは耳がない。一番大将のスルタン雄は20才位で体重
が5t位ある。その下に12~16才位の雄の将軍たちが居り、その下に5~7才の雄の
若い家来たちがいる。1頭の雄のスルタンを中心とするグループに940~950頭の
雌が属している。2kmにわたり各セクションに分れて生息する。

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ヌエボ湾に面した海岸にあるプエルト・ピラミデのレストランで昼食。

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海に突き出た岩が、ピラミッドのような形の岬にはアシカ、トドが生息している。
象アザラシとは違い、目もよく見え耳が外側に出ていて、牙が生えている。
この湾では10~11月の2ヶ月位鯨の遊泳が見られるという。

16:45 出発。半島の接合部分、サン・ホセ湾の西寄りに位置するパハロス島は
海鳥たちのサンクチュアリとなっており、半島の展望所にある望遠鏡で観察する
ことが出来る。オイスター、クラッチャー、イーグルが捕えた鳥を食べている。
現在50種類位の鳥が観測できる。鴎の類が多い。
1970年の調査では400種類位観測できたという。

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1993/01/06 AM8:00 トレレウ出発しプンタ・トンボ“PUNTA TOMBO”へ、

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ペンギンの保護区を訪れる。トレレウの南約120km 10:00AM到着。
野生ペンギンの集団生息地。

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体長50cm前後の南極ペンギンで、3月の終から8月の間は、もっと
暖かい処へ移動する為観ることは出来ない。

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南半球には約17種のペンギンがいるがここで観られるのは2種だけ。
マゼラン・ペンギンと言うそうだ。

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保護区5kmの間に150~200万尾密集して生息しているとのことである。

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海岸から800mの場所まで巣を作っている。

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ゆるやかな傾斜地に掘られた数千にものぼる愛の巣から伝わる
生命の詩は原生への回帰であり感動的だ。


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8月に雄が9月に雌が南から来る。一夫一婦制である。10月カップル誕生、
11月半ば卵を2個産む。36日間雌雄交代で卵を温め、雛が孵る。

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1月には雛の毛が抜け変る。毛の色の薄い子供のペンギンはぬいぐるみの
ように可愛い。2尾ずつ仲良く一緒に佇んでいる様子は微笑ましく見える。

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あと3カ月ここに生息し、ベビーも成長したら暖かいところへと移動して
行くのだろう。早く大きくな~れ!!

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ペンギンは南半球にだけ生息していると言う。

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崖の上まで進むと見渡す限りの浜を埋めるペンギンの群や、巧みに泳いで
海中で餌をとるかれらの生態が観察できる。いつまで眺めても見あきることが
ない。もっとここに居たいと思ったのに2時間はまたたく間に過ぎてしまった。

14:00~15:00 昼食、ここのレストランは美味しくて手際の良いサービスは満点。

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16:00 パタゴニア恐竜博物館の見学。

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道すがらついてきた子供たち、姉妹と弟かな?
スーパーマーケット等に立寄りショッピングしながらホテルに帰る。このホテル3泊目。

1993/01/07 11:30 AR-633 出発、ヴェノスアイレス 14:05 着時差修正1時間進める。
BUENOS AIRES HOTEL PLAZA チェックイン、17:00 バスで市内観光に出かける。
フロリダ通りのホテルを出てコルドバ大通り、コロン劇場の前より国会議事堂へ向う。

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5月広場の北側にあるメトロポリタン大聖堂に入る。

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18世紀中頃に建設開始1827年完成。外観が素晴らしいが
雨の為写真撮れず、残念。

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内部右手にはチリやアルゼンチン、ペルー等の独立の
担い手となった南米解放の父ホセ・デ・サンマルティン
将軍“General Jose de San Martin ”の遺体が護衛兵
に守られ安置されている。

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ヴェノスアイレスで最も古い5月大通りを中心に、政治、経済の中枢が集まる
モンセラート地区、セントロの5月広場から南側に広がるサンテルモ地区と
ボカ地区に向って出発。サンテルモ地区は、植民地時代は高級住宅街だったが、
1,880年代から上流階級の人々は市北部に移り、この界隈はイタリア系などの
移住者の住む庶民の町になった。

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ボカ地区もヨーロッパからの移住者が辿りつき根を下した場所で、

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タンゴ発祥の地として有名な港町で、古くからボヘミアンや芸術家たちが集る
異国情緒あふれる地でもあった。

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ボカ出身の画家ベニート・キンケーラ・マルティンや、詩人のファン・デ・ディ
オス・フィリベルト等は「ボカ共和国」という自称共和国を作り、生涯にわたり
この地を愛した。

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小径を意味するタンゴの不朽の名作「カミニ―ト」はフィリベルトの作で、その
モデルとなった100m足らずの路地がボカの一角に公園となって残っている。

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鮮やかな色に塗られた家並が続くこの路地は、フィリベルトの親友だった
キンケーラ・マルティンが、彼とその作品を記念して国鉄用地を貰い受けて
作ったもので、日曜日には絵画やモザイク等を並べた野外ギャラリーとなる。

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カラフルな家並が両側に続くカミニ―トは、芸術家の町ボカを代表する伝説の小径。
「移住者たちの憂愁」哀しく激しい愛の詩タンゴ、今をときめく「タンゴ発祥の地」
と呼ばずにこの地区は語れない。ここには旅情をそそられる独特の雰囲気がある。

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このあたりの酒場に集った船乗りたちが口ずさんだタンゴのメロディーが
アルゼンチン・タンゴとして世界へ流れていったのだそうだ。
キンケーラ・マルティンが創設した「ボカ美術館」が港町ボカの風情を残す
ローチャの曲り角に面した学校に併設されている。ともに良き時代の、古き
時代のヴェノスアイレスの面影がうかがえる地区である。

ヴェノスアイレスの繁華街フロリダ通りでショッピングを楽しみヴェノスアイレス
最後の夕食は、エンパナ―ダ“Empanada”という、アルゼンチンの名物料理。

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23:20 より約2時間“Casa Blanca ”小劇場にタンゴショーを観に行く。

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客席500席位。本格的なタンゴのほかアルゼンチンのボレロ、フォルクローレ
などを組合せたプログラムのショーを楽しむ。

1993/01/08  09:20 ~10:25 コロン劇場 “Teatro Colon”の見学。

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ラテンアメリカで最も抒情的な劇場で、アルゼンチンの誇る文化と芸術の殿堂
でもある1,908年の建設になるイタリア・ルネサンス様式の風格ある建物。

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世界三大劇場の一つ(パリのオペラ座、ミラノのスカラ座とならぶ)

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フランス製大理石ギャラリー、有名な音楽家グノーの像などもある。

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観客席は3,432席立見を含めて4,500人を収容する。

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内部の装飾は見事。700個の電灯で飾られたシャンデリア。

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世界的に有名な演劇やオペラ、バレエ、コンサート、
シンフォニー・オーケストラの演奏などが行れ、かつては
ヨーロッパで話題になったオペラも1ヶ月遅れで観られると
まで言われた。

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ドームのデコレーションは国家的画家ラウル・ソルディ“Raul Soldi”の
手による1,966年天井の画を描いた。3月から11月にかけてが、国際的な
コンサート・ツァーのシーズン。100以上のプログラムが開催される。

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現在27年ぶりにシャンデリアを下して修理中、幕は3,000kgあるとのこと。

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内部に設けられた博物館の見学ツァーが予約すれば出来るので出発する。

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舞台装置を製作する処、俳優やオーケストラの稽古場、メイクアップ室、
などを見て回るのに約70分かかった。

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かつらは1万余、靴は2万足も用意されている由。
マリア・ロレンス、アルバディスが造ったという、舞台と同じ面積の
バレエ等の練習をする場所もあった。


13:55 AR-380 ブェノスアイレス出発 18:10 ペルー・リマ着トランジット19:35 出発
21:58 ロスアンゼルス到着(時差17時間-)AIRPORT MARINA 宿泊。

1,993/01/09 12:25 NW-001 出発 機中泊(成田まで約10時間)

1,993/01/10 16:45 成田到着 長い旅が終った。

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No title

グレートフォール…水しぶきが飛んできそうな、写真からでもマイナスイオンを感じられました(笑)
氷河は白いものと思っていましたが、エメラルドグリーンにも似た、深い色をしているのですね。

いつも、1枚1枚に鮮明な記憶がつづられていて、本当にすごいですね。
次の旅行はどこか楽しみにしています。

…良ければ、稲庭風冷しゃぶうどんでも、召し上がりませんか?
食欲のすすまないときにはうってつけだそうですよ。

ご無沙汰しておりました
写真がいっぱいで
嬉しいです
スマホではなく
ノートPCで
ゆっくりみます
o(^o^)o
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